11.2割営業の実際の出玉率は? イベントの強弱を出玉率で比較

▼目次

  1. 11.2割営業とは
  2. 11.2割営業の出玉率
  3. イベントの強弱

11.2割営業とは

11.2割営業というのは5.6枚交換の店の損益分岐点になる営業ということです。

これ以上の割数で営業すれば、店は赤字になりますし、それより低い割数で営業すれば黒字になります。(あくまで出玉分だけを考慮していますので、人件費や電気代等は考慮していません)

等価交換の場合は10割、6枚交換なら12割が損益分岐点になります。

スロットイベントでも等価交換なら10割営業以上、5.6枚交換なら11.2割営業以上が公約というのを見かけると思いますが、これは店が赤字営業するという公約です。

11.2割営業の出玉率

等価交換の場合は出玉率100%以上になれば、10割以上の営業というのが一目でわかりますが、5.6枚交換ならどのくらいの出玉率になるかわかっていない人が多いと思います。

店の利益=客の投資額-換金額です。

換金額には交換率がかかってきますので、5.6枚交換の店では全台の平均機械割が100パーセントでも店側がプラスになります。

では、実際どれぐらいの出玉率にすれば5.6枚交換の損益分岐点の営業になるかを計算していきます。

換金ギャップがある店で重要なのが、現金がどれぐらい投入されたかです。

平均投資額を求めるのが難しいですが、以下のデータを参考にして、計算していきます。
・ハーデス 8000G×10万日(スロマガ記載)
設定1…平均投資額 63619円
設定2…平均投資額 57941円

平均投資額はコイン単価に比例するというのを利用して、平均投資額を求めます。

店舗毎のラインナップによってコイン単価は変わってきますが、何店舗かざっと計算するとコイン単価3付近が多かったので、これで計算すると、設定1の場合は7000Gで平均投資額が大体37000円程度になります。

11.2割営業では全て設定1ではないので、設定を考慮して平均投資額を求めると30000円~32000円程度です。

これはあくまでその1台を台移動せずに打ち切った場合の平均投資額です。(持ち玉ができることも含めている)

実際は人が変わったりするので、現金の投入額はこれより増えます。

貯メダルを使えば、換金ギャップを軽減できますが、500枚までしか使えないのと全体から考えた貯メダル使用率はかなり低いので、人が入れ替わる分の影響の方が大きいと思っています。

単発の有名イベントに集まってくる人は大抵現金投資です。

店の客層にもよりますが、11.2割営業程度の設定配分でも現金による投資額は4万~5万ぐらいにはなりそうです。

それぞれの平均投資額毎の7000Gでの出玉率、平均差枚数は下記です。

平均投資額 4万 4.5万 5万
損益分岐点の
出玉率
101.2% 101.3% 101.4%
平均差枚数 +243枚 +273枚 +302枚

つまり、5.6枚交換の11.2割営業というのは出玉率が101.2~101.4%ぐらいになる出玉率になるように設定を入れると思っておいたら良いと思います。

この数値は客層によって変化します。
貯メダル率が高い場合や人の入れ替わりが少ない店はこれより下がります。

一応の目安にはなると思います。

イベントの強弱

先ほどの数値を参考にして、神奈川県(等価交換)と東京の(5.6枚交換)平均差枚数毎のイベントの強弱の目安を書いておきます。

神奈川 東京 イベントの強弱
+700枚 +970枚 周年レベル
+400枚 +670枚 3ヶ月に1回レベル
0枚 270枚 損益分岐
-270枚 0枚 通常イベント
-400枚 -130枚 回収イベント

出玉率に関しては当然荒れますので、多少前後しますが、一応の目安にしています。

店側が赤字になる損益分岐以上のイベントは相当強いイベントとなります。

東京の有名店で1ヶ月の全台の総差枚数が+60万枚、1日の全台の平均総差枚数+2万枚という数値を見たことがあります。

確かにものすごい出玉に見えますが、実際はこれを総台数で割れば1台当たり+53枚です。

東京の交換率ならしっかり店側に利益が出る配分です。
神奈川換算なら1台当たり-217枚ぐらいの営業です。

この配分に毎日500人以上並ぶ店もありますが、しっかり換算するとそこまですごい数値ということではありませんし、毎日適当に打って勝てるほど甘い配分では決してありません。

過大評価され過ぎている店が東京では多いですが、逆に神奈川はかなり過小評価されている店が多いです。

上記のイベントの強弱を参考にしていただけると、配分が大したことないのに無駄に人数だけ多い店などを回避できると思います。